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三井不動産、名古屋市の久屋大通公園で実店舗とバーチャル店舗の相互送客を実証実験

DIGITAL X 編集部
2021年6月18日

三井不動産は名古屋市の久屋大通公園において、リアルとバーチャルの両店舗に来店する顧客の移動データなどを分析する実証実験をNTTコミュニケーションズと共同で開始した。新たな顧客体験の創出と顧客接点の強化につなげるのが目的だ。2021年6月3日に発表した。

 三井不動産の実証実験では、名古屋市の久屋大通公園の北エリア・テレビ塔エリアにある「Hisaya-odori Park」と店舗を、「Hisaya Digital Park」としてバーチャル空間に再現し、実店舗とバーチャル店舗それぞれへの来店状況を調査する(図1)。実験期間は2021年6月3日から2021年12月31日までを予定する。

図1:Hisaya-odori Park外観(左)とバーチャル化した「Hisaya Digital Park」

 実験では、実店舗とバーチャル店舗を訪れた顧客の位置情報データや来店データを統合的に管理することで、公園内における来園者層の違いや、その行動パターンを分析する。顧客への、よりきめ細かなサービス提供に利用するほか、顧客のライフスタイルを可視化し実店舗とバーチャル店舗間の相互送客による顧客接点の拡大を目指す。

 Hisaya Digital Parkは、実在する8店舗を高精度カメラで360°パノラマ撮影しバーチャル空間に再現したもの。顧客は、PCやスマートフォンからバーチャルな公園の散策を楽しめるほか、各店舗のサービス情報や動画コンテンツを視聴できる(図2)。

図2:「Hisaya Digital Park」の体験イメージ

 今後は、バーチャル空間を活用したイベント開催などを検討し、リアルイベントと連携させることで、公園周辺や栄エリアへの賑わいの波及を目指す。バーチャル化する店舗や施設の拡大も予定する。

 Hisaya-odori Parkは、設置した施設からの収益により周辺エリアの整備・改修なども一体的に実施する事業者を公募する「Park-PFI」制度によって開発されたエリア。三井不動産は指定管理者として、様々なステークホルダーと協同しエリアの活性化に取り組んでいる。

 2020年9月からは、公園の安心・安全を確保するための検証も、NTTコミュニケーションズと共に始めている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名三井不動産
業種サービス
地域東京都中央区(本社)
課題リアルとバーチャルを組み合わせた店舗における新たな顧客体験を創出し、顧客接点を強化したい
解決の仕組み複数店舗が並ぶエリアをバーチャル空間に再現し、それぞれへの来店情報などを統合的に管理し、データを分析する
推進母体/体制三井不動産、NTTコミュニケーションズ
活用しているデータ実店舗およびバーチャル店舗を訪れる顧客の位置情報データや来店データ
採用している製品/サービス/技術CG技術、VR技術
稼働時期2021年6月3日~2021年12月31日(実証実験の期間)