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米コンビニのサークルK、レジなしチェックアウトシステムをアリゾナ州の既存店舗に導入
コンビニチェーン「サークルK」は、レジなしチェックアウトシステムを既存店舗に初めて導入した。買い物客はレジに並ぶ必要がなく、買い物が終われば数分後にスマートフォンでレシートを受け取れる。システムを提供する米Standard AI(旧Standard Cognition)の東京オフィスが2021年10月18日に発表した。
「サークルK」は、カナダのAlimentation Couche-Tard(アリマンタシオン・クシュタール)が運営するコンビニチェーン。世界中で約1万4500店舗を展開している。
今回、米アリゾナ州テンピにある既存店舗を改装し、AI(人工知能)技術を搭載したレジなしのチェックアウトシステムを導入した(図1)。顧客に手間がかからない(フリクションレス)な買い物体験を提供するのが狙いという。店舗スタッフが対顧客サービスや店舗運営に、より多くの時間を割けるようにもなった。
新チェックアウトシステムでは、店内に設置したカメラで買い物客が手に取った商品を識別し、購入した商品をサークルKのスマートフォン用アプリケーションで記録する。顧客はレジ待ちの列に並んだり、商品のスキャンや支払いのために立ち止まったりすることなく、商品を持ってそのまま店外に出られる。
顧客が手にした商品の認識用として棚センサーは設置していない。そのため、店舗の営業休止やレイアウト変更なしにシステムを切り替えられたとしている。また顔認証などの生体認証技術も使用しておらず、顧客のプライバシーを尊重・保護しているという“安心感”も与えられるという。
レジなしチェックアウトシステムには、米Standard AI(旧Standard Cognition)製を採用した。新システムは、サークルKの在庫管理システムとの連動するほか、消費者に視覚的に訴える売場づくりの手法であるビジュアルマーチャンダイジングといった店舗の運営スタイルとも統合されている。
サークルKは現在、イノベーションを活用して顧客体験を高めることに力を入れている。今後は、アリゾナ州の他の既存店舗にも同システムの導入を進める計画である。
企業/組織名 | カナダのAlimentation Couche-Tard(サークルK) |
業種 | 流通・小売り |
地域 | 米アリゾナ州 |
課題 | 既存店舗の営業休止やレイアウト変更をせずに、顧客に手間がかからない(フリクションレス)な買い物体験を提供したい |
解決の仕組み | 買い物客が手に取った商品を店内に設置したカメラで識別し、レジでの精算なしに購入できるレジなしチェックアウトシステムを導入する |
推進母体/体制 | 加Alimentation Couche-Tard、米Standard AI |
活用しているデータ | カメラの撮影映像、商品データなど |
採用している製品/サービス/技術 | レジなしチェックアウトシステム(米Standard AI製) |
稼働時期 | 2021年10月13日(最初の店舗での稼働時期) |