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ライトオン、商品企画・生産情報を取引先と連携するための生産管理システムを稼働

DIGITAL X 編集部
2024年10月30日

アパレルメーカーのライトオンは、商品企画や生産に関する情報を取引先と連携するための生産管理システムを稼働させた。関連情報を一元管理し、顧客ニーズを捉えた商品の開発力を高めるのが狙い。新システムのためのクラウド基盤を提供するシタテルが2024年10月3日に発表した。

 アパレルメーカーのライトオンは全国に300以上の店舗を持ち、幅広い年齢層に向けたアイテムを展開している。このほど衣服の商品企画や生産に関する情報を一元管理する生産管理システムを稼働させた。情報を縫製工場や配送業者などの取引先と連携・共有することで、商品開発力につながる生産体制を整備する。

 新システムでは、商品企画から生産までの情報を元に、アイテムや品番ごとに進捗状況を取引先と共有し、チャットによるコミュニケーションで情報伝達の齟齬や取引の遅延を防止する。共有する情報は、ライトオンと取引先の双方が更新できる。

 ライトオンではこれまで、商品企画や生産管理では担当者が取引先ごとに当たってきた。多数の商品を管理するために複数のExcelのファイルを都度更新しており最新情報の管理が課題だった。

 新システムは、アパレルメーカー向けクラウドサービスの「sitateru CLOUD」(シタテル製)を採用した。生産管理のほかに、MD(マーチャンダイジング)企画とアイテム情報管理の機能も使用する。

 MD企画は、商品企画時に、利益やコストをシミュレーションする機能。市場動向やトレンド、顧客の傾向を分析し、商品開発・販売計画を立てる。アイテム情報管理では、商品の仕様書やパターンデータ、発注書、SKU(Stock Keeping Unit:商品の最小管理単位)情報、納期を管理する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ライトオン
業種製造
地域東京都渋谷区(本社)
課題商品企画や生産管理業務では担当者が取引先ごとに管理しており、多数の商品を扱うにために複数のExcelのファイルを都度更新するため最新情報の管理が難しい
解決の仕組み企画・生産情報を一元管理したうえで、最新情報を取引先と共有する
推進母体/体制ライトオン、シタテル
活用しているデータ商品の企画・生産に関する情報
採用している製品/サービス/技術アパレルメーカー向け生産管理システム「sitateru CLOUD」(シタテル製)
稼働時期--