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カーシェアサービスにおける優良ユーザー認定制度、DeNA SOMPO Mobilityが導入

DIGITAL X 編集部
2021年12月22日

クルマを個人間で共有/貸し借りするカーシェアサービスの満足度を高めるために、優良ユーザーを認定する制度を「Anyca(エニカ)」を運営するDeNA SOMPO Mobilityが2021年11月15日に開始した。利用時の実態データを基に自動で審査・認定する。同日に発表した。

 「Anyca(エニカ)」は、SOMPOホールディングスとDeNAの合弁会社であるDeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアリングのための基盤サービス。クルマを個人間で共有したり、貸し借りしたりする。

 今回、カーシェアにおける安心とサービスの質および利用者の満足度を高めるために「スーパーユーザー認定制度」を開始した。クルマを貸しだす「オーナー」とクルマを借りる利用者(ドライバー)のそれぞれを認定する。

 スーパーユーザー認定者に対しては、Anyca上で本人のアイコンに、スーパーユーザーであることを示すバッジを表示することで、利用者が安心して選べるようにする(図1)。

図1:「スーパーユーザー」に認定されるとスマホアプリ上でバッジが表示される

 認定に向けた審査は、利用実態のデータを基に3カ月に1度、自動で実施する。利用した全期間と直近3カ月の実績を対象にする。

 認定の指標は、(1)シェアの実績、(2)リクエストなどへの返答時間、(3)クルマの清潔感、(4)クルマのキズの4つ。主にオーナーが対象で、丁寧なおもてなしや細やかな気遣いなどホスピタリティのある対応ができているかを問う(表1)。ドライバーの利用状況は、同じオーナーと3回以上、シェアできているかで判断する。審査基準の達成状況はスマートフォン用アプリケーションで確認できる。

表1:スーパーユーザー認定における審査基準

 Anycaでは、これまでも、専用の保険や事故・修理サポート、コミュニティーガイドラインの制定など満足度を高める取り組みを実施してきた。スーパーユーザー認定制度も、その一環である。