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【CES2026:モビリティ編】ロボタクシーやマイクロモビリティ、空飛ぶクルマの実装が加速
AI技術を組み込んだフィジカルAIによる自動化が進む
モビリティ分野を支えるシステム関連の出展も多数
自動運転技術の開発には多くの企業が参入している。会場では、オープンソースの自動運転OS(基本ソフトウェア)を開発する日本のティアフォーや、米Amazon for Automotiveなどソフトウェア関連のブースも目立っていた。
レベル4以前の技術に関しても本格的な実装はこれからで、ドライバーの運転をサポートするADAS(先進運転支援システム)や車内でエンターテインメントを楽しめるインフォテインメントに力を入れるメーカーもある。
例えば、SONYとホンダモビリティが米市場向けに展開する自動車ブランド 「AFEELA」はインフォテインメントにも力を入れており、自動運転とは異なる方向でクルマの楽しみを提案している。今回、初公開した「AFEELA Prototype 2026」では、米Qualcommと米AWS(Amazon Web Services)が連携して開発するエージェントAI搭載の「Snapdragon Digital Chassis」を採用すると発表した(写真5)。
1〜2人乗りのマイクロモビリティも活況
CES2026では自動車以外のモビリティの出展も多かった。気軽に移動できる電動バイクやキックボード、カートタイプのパーソナルモビリティなど、自動車と自転車の中間にあるような新しいモビリティが複数発表された。
ラッパーであり起業家でもあるwill.i.am(ウィル・アイ・アム)は新事業として電動3輪車「TRINITY」を発表した(写真6)。AI技術を使用し狭い場所でも安全に走れる電動バイクで、屋根があるのがポイントだ。
フランスのスタートアップ AEmotionが開発中のモビリティは、自動車に近い次世代マイクロモビリティのモックアップを展示した(写真7)。2人乗りで荷物も乗せられる。既にプロトタイプも完成しているという。
空飛ぶクルマでは、1人乗りで低空飛行するタイプの販売が始まっている。開発しているのは主に中国メーカーだが、米国の飛行規定にあわせて設計されており、都市部を移動するのに便利だとしている。
中でもユニークだったのが、米インディアナ州のスタートアップLEO Flight が開発する「Solo JetBike」だ(写真8)。プロペラの代わりに電動ジェットシステムを使って時速60マイル(約97キロメートル)で150フィート(約46メートル)を飛べる。大きなプロペラで空を飛び道路も走れるマルチローター・フライト・ポッド「CY X4 Creativoty」と合わせて注目を集めていた。
これらの小型の空飛ぶクルマやバイクは技術的には、ほぼ実用化に近づいている。ロボタクシーのようにラスベガスで先行体験できる日も、そう遠くないかもしれない。



