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未来描き出すエッセンシャル・テクノロジーとは〔PR〕

タイコエレクトロニクスの4人のCTOがメガトレンドを語る

2020年11月24日

(4)アーバン・エアモビリティのメガトレンド

 アーバン・エアモビリティのメガトレンドを語るのは、エアロスペース、デフェンス&マリーン事業部CTOのティリ・マリン=マーティノッド(Thierry Marin-Martinod)氏である。『アーバン・エア・モビリティ ~新しいメガトレンドを創り出すための挑戦とは?~』と題して、具体化が進むアーバン・エアモビリティ(UAM)プロジェクトの最新動向と、UAMが必要とする高電圧ソリューションなどを紹介した。

写真5:アーバン・エアモビリティのメガトレンドを語るエアロスペース、デフェンス&マリーン事業部CTOのティリ・マリン=マーティノッド(Thierry Marin-Martinod)氏

 アーバン・エアモビリティについてTE Connectivityはすでに、スタートアップから大企業までと300近いプロジェクトに参画し、それぞれが飛行速度や仕様について異なる要求をもっており、必要な部品についても多様なニーズがあるという。

 なかでも特にニーズが高いのは、ゼロエミッション(CO2排出量ゼロ)への要求と無人化だ。ゼロエミッション電動化をうながし、無人化はAI(人工知能)技術を使ったデータ分析を求めていく。

 これらの潮流は、商用航空機などでも共通ながら、アーバン・エアモビリティにおいては、より軽量で高出力な電源が求められるため、自動車業界の電動化以上に、高電圧な仕組みが必要になるとマーティノッド氏は話す。

問題を解決するエンジニアが求められている

 これらのメガトレンドに加え、複数のCTOがエンジニアが果たすべき役割についても触れている。彼らの指摘に共通するのは、最新のテクノロジーを使って顧客企業の要求に応えるだけでなく、そこで開発される製品/サービスがもたらす社会課題の解決にまで視野が及んでいる点だ。

 たとえば自動車分野では、電動化では軽くて丈夫な素材が開発されれば、車体重量が軽減され、走行距離が伸び、自動運転により交通事故が減れば医療コストが抑制されたり、移動の方法が変わっていったりする。

 そのためにエンジニアは、全体像を把握して機能を高め、より効率的なソリューションを創り出す。トランスポーテーション・ソリューションズ事業本部CTOのアミーチ氏は、「エンジニアは問題解決の天才」とも言う。

 ただ天才であるためには、早い業界の動きに追従しながら開発/設計のスキルを磨き続けるための「Learn & Grow(教育と成長)が大切だ」(データ・アンド・デバイス事業部CTOのバーン氏)と指摘する。

 こうした姿勢は、TE Connectivity/TEジャパンに留まらず、テクノロジーに携わるすべてのエンジニアに当てはまるものだろう。DXへの取り組みが、これまで以上に本格化するであろうニューノーマル社会においては、ヒトやモノなど、あらゆるものがつながっていき、そのつながりを支えるのはテクノロジーにほかならないからだ。

 なおTEジャパンでは、今回紹介したCTOによるウェビナーに加え、同社が事業展開する各種産業別に複数のウェビナーを展開している。それぞれの産業における最新トレンドと、TEジャパンが提供するエッセンシャル・テクノロジーが紹介されている。

●自動車関連のウェビナー
●インダストリアル関連のウェビナー
●データ通信機器用コネクタ・アンテナ関連のウェビナー
●航空宇宙・防衛&海洋関連のウェビナー
●センサ アプリケーション関連のウェビナー
●建設機械/農業機械・トラック/バス・二輪関連のウェビナー
●生活家電関連のウェビナー
●医療機器関連のウェビナー
●適用工具関連のウェビナー
●電力製品関連のウェビナー

 これらのウェビナーも、テクノロジーが支える、これからの社会を考えるための参考になるだろう。

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