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- Society 5.0への道
未来描き出すエッセンシャル・テクノロジーとは〔PR〕
タイコエレクトロニクスの4人のCTOがメガトレンドを語る
各種のセンサーやコネクターなどを開発・販売する米TE Connectivityの日本法人、タイコ エレクトロニクス ジャパン(TEジャパン)は2020年10月20日〜23日に開かれた総合展示会「CEATEC 2020 ONLINE」に出展し、『ニューノーマル社会におけるエッセンシャル・テクノロジー』をテーマに複数のウェビナーを開催した。従来、実地体験ができる大型展示を展示していた同社だが、今回は同社の各部門CTO(最高技術責任者)による“メガトレンド”を前面に押し出した。そのメガトレンドの実現に不可欠なのがTEジャパンの「エッセンシャル・テクノロジー」だという。CTOが語るデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流から、エッセンシャル・テクノロジーとは何かを見てみたい。
米TE Connectivityは、各種のセンサーやコネクターなどを開発・販売するグローバル企業。顧客の業種は、自動車や、産業機器、医療、エネルギー、データ通信、スマートホームなど多岐に渡る。『EVERY CONNECTION COUNTS(すべてのつながりを大切する)』という理念を掲げて世界の約140カ国で事業展開する。
年間売上高は120億米ドルで、約8万人の従業員のうち7500名を超える設計エンジニアだ。米フォーチュン誌が実施する『世界を変える企業』に2年連続で選ばれている。
同社の日本法人、タイコ エレクトロニクス ジャパン(TEジャパン)は、「Society 5.0(超スマート社会)」の創造に向けた総合展「CEATEC」の常連で、同社の体感型アトラクションはCEATECの名物展示の1つである。リニアモーターカー試乗やハンググライダーの疑似体験などに続き、2019年は「空飛ぶクルマ」をテーマにエアモビリティの疑似体験を展示した(関連記事『「空飛ぶクルマ」を疑似体験できるCEATEC TEブースの舞台裏』)。
“つながり”が、これからの社会を創っていく
しかし、2020年のCEATECは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、完全オンラインの「CEATEC 2020 ONLINE」としての開催となり、体験型アトラクションは出展できない。
代わってTEジャパンが前面に押し出したのが、『ニューノーマル社会におけるエッセンシャル・テクノロジー』をテーマにした複数のウェビナー。デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが不可避になる中で、これからの社会は「エッセンシャル・テクノロジー」が創るという。
エッセンシャル・テクノロジーとは何か。同社の主要産業部門ごとに配されているCTO(最高技術責任者)がウェビナーで話した主要産業の“メガトレンド”から、この問を紐解いてみたい。
そもそも、TE ConnectivityおよびTEジャパンが注視するメガトレンドは、どの領域を指すのだろうか。この問に答えてくれるのが、TEジャパンの代表取締役社長/職務執行者の上野 康之 氏と、同社データアンドデバイス アドバンスド テクノロジー シニアディレクターの白井 浩史 氏が登壇する『エッセンシャル・テクノロジーが描き出す未来 ~ニューノーマル社会を牽引するテクノロジーとは?~』と題するウェビナーだ。
同ウェビナーによれば、TE Connectivity/TEジャパンが注視するメガトレンド領域は、(1)EV(電気自動車)、(2)ファクトリーオートメーション、(3)クラウドコンピューティング、(4)アーバン・エアモビリティ、(5)低侵襲医療機器ソリューションの5つである。
これら5領域に共通するのは、いずれもがコネクティビティ(つながり)が前提になること。ネットワーキングやセンシングなどの“つながり”があって初めて、それぞれのソリューションが実現できる。
“つながり”には、アプリケーションから基板や半導体まで、利用者が直接に触れられるレベルから、普段はその存在すら感じられない部品レベルまで、さまざまだ。だが、それらの1つでも欠ければ全体としての“つながり”は実現できない。
そして、TE Connectivity/TEジャパンが提供するエッセンシャル・テクノロジーは、普段はその存在すら感じられない“黒子”的な部品群である。ただし、そのレベルから最終的には社会課題を解決につながるソリューションを見据えているからこそ、各業界のメガトレンドが分かり、そのブレークスルーとなるエッセンシャル・テクノロジーを開発・提供できるとする。
それでは、これら5つのメガトレンドのうち、CTO(最高技術責任者)のウェビナーが開かれた、(1)EV(電気自動車)、(2)ファクトリーオートメーション、(3)クラウドコンピューティング、(4)アーバン・エアモビリティの4領域について、具体的なメガトレンドと、と、そこでのエッセンシャル・テクノロジーを見てみたい。