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スマホから得た位置情報を元にした行動分析サービス、TISが開始

DIGITAL X 編集部
2022年5月3日

スマートフォンから取得した位置情報から消費者の行動特徴を分析するサービスを、ITサービス会社のTISが開始した。都市開発業者や不動産業者などを対象に、商業施設などへの来訪者の行動分析やキャンペーンの効果検証といった用途に提供する。2022年1月31日に発表した。

 TISの「ロケーションデータ分析販売サービス」は、特定エリアにおける消費者の行動パターンや移動手段について、スマートフォンから取得した位置情報を元にビジネス課題に沿って人々の行動特徴を分析しレポートを作成するサービス(図1)。行動種別の自動推定やペルソナの作成にも利用できる。

図1:「ロケーションデータ分析販売サービス」では、消費者のスマートフォンから取得した位置情報を基に行動特徴を分析し、レポートやコンサルティングを提供する

 分析に利用するデータは、許諾を得た消費者が持つスマートフォンから平均3~5秒ごとに取得する位置情報。自社で分析基盤を持つ企業には、個人が特定できない形に加工したRAWデータとして提供する。属性情報のほか、徒歩・車両・電車といった移動手段もわかる。

 販売先には、都市開発や建築・不動産の事業者およびリサーチ会社を想定し、活用例として「行動分析」と「効果検証」を挙げる。行動分析では、商業施設などに、どんな属性の来訪者が、どこから、どういう移動手段で訪れ、どのくらい滞在し、その後どこへ行ったかが追える。

 移動手段別に集計したり来訪前後の立ち寄り場所などを分析したりすれば、人々の潜在的なニーズを可視化できるという。自治体がスマートシティやMaaS(Mobility as a Service)などの実現に向けた都市計画にも利用できるとする。

 効果検証では、キャンペーン実施前後の来訪数の変化や、行動範囲の広がりを分析できる。交通渋滞の緩和策や地域の健康促進キャンペーン、商業施設の新規出店地の検討や用地取得などに利用できるとしている。

 提供するデータを活用するためのコンサルティングも用意する。AI(人工知能)技術を使った位置情報分析を手がけるレイ・フロンティアと協業し、同社の統合型マーケティング基盤「TIS MARKETING CANVAS」のサービスとして提供する。