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ビデオ会議で不透明さ増す現状把握を複数のツール導入で解消へ

リモートワーク環境におけるメタウォーターの業務の可視化、標準化

DIGITAL X 編集部
2021年2月4日

PoC実施による知見を得た上で全社に展開

 今後は、PoCでの課題を解決しながら、「プロジェクト工程管理の標準化」を目標にWrikeの本格導入に取り組んでいく予定だ(図3)。PoCでは、部門別テンプレートの設定、工程管理における業務整理とルール化、そして機能の活用などが課題として挙がっている。

図3:「Wrike」の全社導入に本格的に取り組んでいく

 全社導入に向けては、コンサルタントなどの協力の下、各部門にヒアリングしながらWrikeが持つテンプレートへの移行を進めている。運用を促進するために使用マニュアルをGoogleサイト上に作成し社内に公開している。

 Wrikeは設計部門以外への活用も進める。例えば、新入社員と仕事をする機会が多いという秋永氏が所属するIT企画部では新人教育への利用を考えている。

 具体的には、新人に教えるべきこと、教えたことをWrikeに記録し、次年度の目情設定まで伴走する。実務実績もタグ付けにより一画面で管理できる。指導を受ける側も全体を見渡せ、これまでの経緯も閲覧できる。これをベースに次年度も活用・改善ができれば、新人教育に当たるトレーナーの教育品質の標準化も可能になると期待する。

 テレワークの推進に伴って導入を進めるWrikeの効果として秋永氏は、次の4つを挙げる(図4)。(1)工程表のフォーマット作成による品質の統一化、(2)工程表の作成・修正時間の削減、(3)個人レベルでのタスク詳細の見える化、(4)タスク詳細の共有だ。

図4:「Wrike」の導入により期待する効果

 Jamboard、iPadの全社展開とも相まって今後は。「リモートワークが当たり前になる中で、誰もがストレスなく業務を遂行できるようにしていきたい」と秋永氏は力を込めた。