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ヘルスケアの分析:その2=健康食品・サプリによる予防【第31回】

入江 宏志(DACコンサルティング代表)
2020年2月25日

前回は、ヘルスケアの分析視点として(1)睡眠による予防と食べ物、(2)運動による予防と食べ物、(3)飲み物による健康モデル、(4)朝食による健康モデルの4つを説明した。今回は、健康食品の1つであるサプリメントを取り上げる。

 健康食品の中には、カプセルや錠剤の形状をしたサプリメント(俗称:サプリ)がある。見た目は医薬品と変わらない。ただ健康食品は、健康の保持・増進に資する食品として販売されており、同じ用途の商品でも品質が一定とは限らない。摂取するかどうかは利用者の自由である。これに対し医薬品は、病気の人が対象である。その品質は一定で、医師と薬剤師の管理下で利用しなければならない。

 表1は、前回示した表2を元に、サプリに含まれる成分をまとめた例である。あくまでも効果が期待されるという観点から、病気になる手前の3つの状態「ストレス・肥満・フレイル」に対し、どのサプリの成分が関連しているかを紐付けている。すべて筆者が蓄積してきたデータの分析結果だ。

表1:サプリメントの成分と病気手前の状態の関係。□は効果が期待されることを意味する
病気手前の状態
成分(健康食品・サプリメント)ストレス肥満フレイル
青汁ーーーー
アスタキサンチンーーーー
イミダゾールジペプチドーーーー
カテキンーーーー
グルコサミンーーーー
コエンザイムQ10ーー□(脂肪を燃焼)
コラーゲンーーーー
スクアレンーーーー
乳酸菌
ビタミンAーーーー
ビタミンB群ーーーー
ビタミンCーーーー
ビタミンDーーーー
ビタミンEーーーー
ビフィズス菌ーー
ブルーベリー□(目の酷使への対策)ーー
ローヤルゼリー□(免疫力強化)ーーーー
DHAーーーー
EPAーーーー
GABAーーーー
L-オルニチン□(睡眠の改善)□(脂肪を分解)ーー
L-カルニチンーー□(脂肪を燃焼)ーー
・・・ーーーーーー

 たとえば、体重が増えているといった自覚症状があれば表1の肥満に、老眼が気になり始めたらフレイルに、それ以外の人はストレスに注目し、該当する成分を見ればいい。