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富士フイルム流・ブロックチェーン技術を用いた情報基盤「DTPF」の作り方
富士フイルムグループは2024年1月、創業90周年を迎えた。写真フィルム事業はデジタルカメラというデジタル技術の大波を受け、大きな方向転換を余儀なくされた。だが、そこからの取り組みは、日本におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の先駆的な例にもなった。
現在の富士フイルムグループは、写真フィルム事業を原点とした研究開発や製造で得てきた技術を活用し、グループ共通の「DXビジョン」を掲げ、さまざまな事業のグローバル展開を進めている。
そのDXビジョンの実現に向けた情報基盤として構築したのが「DTPF(デジタルトラストプラットフォーム)」である。デジタル情報の真正性を確保し、改ざんなど悪意のある行為が介在しないことを担保する“トラストファースト”を実現するためにブロックチェーン技術を活用した。
本連載では、富士フイルムグループが構築・運用する「DTPF」について、その狙いや開発の経緯、ブロックチェーン技術の採用の意義などについて紹介する。
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